Ocarina OSAWAismっ!
奏でる事こそ我が人生。オカリーナ奏者「大沢聡」のブログです!
僕はオカリナ奏者になる前、趣味でオカリナを楽しんでいました。楽器を吹くことはもちろん、造ることも。しかし運悪く私は陶芸が苦手。だから、市販されている陶芸が済んだものを購入して自分の息使いに合うように1つ1つトーンホールを調律して、自分にピッタリ合ったオカリナに再生して使用していました。トリプルオカリナ「イカロス」もその改良の中で基本調律が生まれたもの。波多野先生と試行錯誤した日々を思い出します。
オカリナ奏者になった現在でもコンサートの度に、使用する楽器を調律しています。それは、演奏する環境(温度、湿度、ピアノの調律とのバランス、自分の体調等)を配慮して、平均点を弾きだし、その日の調律を設定します。もっとわかりやすく言えば、オカリナ奏者の方は、寒い冬にオカリナ自体を温めたりしてピッチを整えますが、私はそのような事は一切しません。それは、楽器自体を温めるといった行為が、他の楽器に存在しないからです。僕の場合そのような時は、冷えて低くなる状況を想定して、楽器全体のピッチを上げるといった作業をリハーサル前に行います。暑い時はその反対。そう、環境は常に変化しているので、その環境に楽器の調律を合わせて、ピッチを気にせず、音楽の表現に集中するのが理想であると考えます。
それから音色について。他の楽器では、発音帯の状況を変える事で音色を変化させます。サックスというリード楽器をしていた私は、市販のリードを自分仕様に削って、好みの音色を何色も作っていました。しかしオカリナは、発音帯と楽器本体が一緒に焼き作られている為、音色の変化を曲の中で付けることは無理に等しいのです。だから私は同じアルトのC菅でも3、4個の音色を切り替えるために持ち歩きます。しかしこれも発音帯の調整次第で音色を変える事が可能です。サックスのリードを削っていた頃のような原理をオカリナのリードに施すことで、鳴りにくいオカリナをより鳴るようにしたり、わざと息の音を大きく出す発音帯にしたり・・・変幻自在に操るまでになりました。僕のプロデュースしている楽器はまさにその結晶。自分が理想としている調律と発音システムを自分の手で最終調整して皆様のお手元にお届けしています。
しかし、それ単なる僕自身の理想。この調律と発音システムがお客様個々に合っているとは到底思いません。しかし、僕の使用している理想の息圧力、音色のまま製品化している言う事は、その楽器のピッチを整えながら吹いていくと私と同じ音量、音色で演奏が可能という理屈が成立します。音量を変化出来ないオカリナですから。単純に考えて、その楽器を手にした瞬間、僕と全く同じ演奏が可能になるという事です。だから、
私の現在使用している息のコントロールと理想の音色をそのまま再現したのが、
●「Osawa Ocarina」シリーズ
僕の考え方だけではなく、メーカーの特性を活かして制作したのが、
●「Osawa Noble Ocarina」シリーズ
僕が実際に演奏で使用したい音色と調律nバランスが良いものだけをセレクトした楽器が、
●「ティアーモ大沢選定モデル」(数に限りがありますので、レッスンを行っている店舗限定商品です)
です。購入時の参考にしていただければと思います。
思わず話がそれてしまった。。。
◎そうそう、多分オカリナ会では初の試みではないかと思います、オカリナの調整会を開催します!しかも製作者でなく奏者がっ!!プロ奏者が演奏者の立場に立って、同じ視点から楽器に携わる事をしてもいいのでは?と思い、オカリナを愛する皆様とヤマハ名古屋店さんのご協力で実現しました。
気に入って買ったけど、何かピッチが悪くて使えない、気に入って使ってるけど高音が出にくい等、今お持ちのオカリナをご自身の息の使い方、好きなの音色に、私の調律ノウハウを駆使して調整を致します。あなたの息遣いをその場で読み取り、あなたにピッタリの調律を施してみせます。大沢があなたに乗り移る。僕の超必殺技公開です!
化けますよ。あなたのオカリナっ!

初の試みとして今回は特別サービスプライスで皆様のお悩みにお答えしていきたいと思います。詳細は↓
ヤマハミュージック東海名古屋店 オカリナ診断・調整会のご案内
明らかに粉々に割れている場合は「再生」という事になるので、調整での範囲でお持ちください。
既に3月19日はお陰さまで満員となりました。ご要望にお答えして、3月21日にもう一日追加致します。
ご希望の方は、お早めにお申し込み下さい!!
演奏なしで、オカリナフェアーに参加するのは僕も初めてだ。。。 しかし、色々な方、色々な楽器に出会える事を楽しみにしております。