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勇気、決断、実行力。

今月12日より、遠く大分県から山梨県に移り住み、私のところに弟子入りしてくるオカリナ奏者がいる。その潔さに感動するも、自分自身に大きな葛藤がきっとあり、もちろん家族もそうであろう。最終的に母親と共にご挨拶に来た若干18歳のオカリナ奏者。その瞳の奥に感じたのは「未来」。自分の可能性に挑戦する姿勢にエールを送りたい。やりたくても出来るもんじゃない。誰しも出来るもんじゃない。これも彼女の運命なのか。私もその気持ちを真摯に受け止め、自分の精一杯を彼女に伝えていこうと誓った。日本の将来を背負っていく、オカリナ奏者を育てる。自分だけの事だけを考え、行動する年齢は過ぎたのかもしれない。
世界はとてつもないスピードで動いている。特にアジアオカリナ界。アジアオカリナ発祥の地、オカリナ人口世界最多なんて言葉に鷹をくくっているとあっという間に取り残される状況にある。このままだと、オカリナ制作、販売、演奏者全てが海外ブランドが主流になるかもしれない。日本史、世界史共に、世の中は遷都を繰り返し発展してきた経緯がある。すべての物事の歴史を振り返っても、間違いとは言えないだろう。そういえば、オカリナって日本からアジアに伝わっていったんだよねって、懐かしむ日を迎えるのはゴメンだ。特に、オカリナに専門的に関わる人達にもっと実感してほしい。この危機的状況を。実際に私より超絶テクニックを持つ人間が増え、とてつもない良い楽器も完成しているアジア。この流れを食い止めるべく、アジアに撃って出ようと考えたのが、私の複数管オカリナと、新しい演奏スタイル。そんなもん、日本のオカリナの世界に必要ないと言われる事が多い私の楽器と演奏だが、これからの将来を考えると不安でならない。だから俺はやる。もっともっと色んな事にチャレンジしていく。人に何と言われようが。明日を信じて、自分を信じて。何バカな事言っているんだと思われるかもしれないが、今夜はこれを書かなきゃ眠れない。こんな大沢を勘弁してやって下さい。この新月の夜、不思議な感覚に包まれていた。
プロフィール

ocarinista

Author:ocarinista
国立音楽大学音楽学部器楽学科サキソフォーン専攻在学中にオカリーナと出会う。サキソフォーンを服部吉之氏、下地啓二氏、吹奏楽法・音楽表現技法を榊原達氏、ピアノ・ソルフェージュを故 榊原純子氏に師事。2004年10月プロ活動開始し、同年12月波多野杜邦氏制作のトリプレットオカリーナ「イカロス」の提供を受ける。2006年イタリアで東洋人初のリサイタルを開催後世界中から賞賛され、国際的に活動する。2014年6月アメリカニューヨークのカーネギーホールで開催された日米親善オカリナフェスティバルにソロ演奏。国内ではサントリーホール・東京オペラシティ、すみだトリフォニーホールなどの著名ホールでリサイタルを開催し、伊勢神宮・伊弉諾神宮・石山寺・二条城などの歴史遺産でもコンサートを行う。また、作曲家「服部和彦」氏に4曲の楽曲提供を受ける。これまでに国内で8枚・海外で4枚のCD、3枚のDVDを世界的に発表。楽器創作では、2008年5月㈲林楽器商会より「Osawa Noble Ocarina」、2010年4月㈱プリマ楽器より「Osawa Ocarina」、いずれも3オクターブの音域を持つトリプレットオカリーナを全国発表し、複数管オカリーナの世界的普及に貢献する。執筆活動では、2013年6月「絶対!うまくなるオカリナ100のコツ」(ヤマハミュージックメディア)、2014年3月「ダブル&トリプルオカリナ入門」(プリマミュージック)を発表。2016年11月「トリプルオカリナコンサートレパートリー」(プリマミュージック)を2巻同時に発表。作編曲家としては、2012年8月に自身初となる全曲オリジナル曲で構成されたアルバムを発表。クラシック、ポップス、ジャズ等、全てのジャンルで賞賛を受け、尚且つ、楽曲と楽器の創作もできる唯一無二の演奏家である。

2008年度国際芸術連盟音楽賞、第3回東京サミット音楽コンクール奨励賞を共にオカリーナで受賞。国際芸術連盟専門家会員。日本著作権協会準会員。フォーカリンク株式会社(台湾)エグゼプティブ・ディレクター、台湾オカリーナフィルハーモニー協会理事。韓国パンフルート・オカリナ協会マスタークラス教授。国際オカリーナアンサンブルコンテスト審査員。
イタリア・ブードリオ市名誉賞受賞。山梨市観光大使、山梨県公認の観光大使「やまなし大使」に就任。山梨オカリナ連盟顧問。

Majoring in saxophone in the instrumental performance department of the faculty of music at the Kunitachi College of Music, Satoshi Osawa first discovered the ocarina while still in school. With parents who were jazz musicians and a brother who performs on trumpet and ocarina, he was raised in a musically-blessed environment.

He began his professional career as an ocarina player in October 2004. In 2006 he became the first Asian ocarina player to give a recital in Italy. He subsequently went on to give concerts in seven different countries around the world, including Italy, South Korea, Taiwan, China, Germany, Austria, and the United States. In Japan, he has given recitals at major concert halls such as the Suntory Hall and Tokyo Opera City, and has performed at historical sites, including the Ise Jingu Shrine and Nijo Castle.

Developing a triple ocarina with a three-octave range, he has contributed the global spread of multi-chambered ocarinas. He won the 2008 Japan International League of Artists’ Music Award and was awarded an honorable mention at the third Tokyo Summit Music Competition. He is currently a professional member of the Japan International League of Artists and a member of the All Nippon Players Association. His reputation for expressing music from the soul precedes him as a next-generation ocarina player.

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