音の洪水。
今まで大型でコンクリートで固めていたダムが決壊したかのように次々と曲のイメージが膨れ上がる。
脳が眠ろうとしない。。。
どんな風に曲が出来ていくかというと、
僕は一番最初にタイトルを想像します。次にそのタイトルに似合った音の並びをイメージ。そのイメージは既にアレンジが出来上がっているので、そのアレンジをそのまますぐにレコーディング出来る環境に整えてあるので、ほんとに即興ペースで曲が出来ていきます。これは演奏家ベースの考え方ですね。きっと。
僕が生まれてから出会った人たちの笑顔や悲しみ。
その人達と過ごした時間や場所。
そして、
幼い頃、両親からもらった歌謡曲、ジャズの環境。
厳しかった中学、高校の吹奏楽部。
クラシックを真剣に学んだ時代。
音楽をやめると決意した時の挫折。
福祉施設で働いた8年間から学んだ人生観。
オカリナ奏者をやろうと決めた瞬間。
オカリナで真剣にクラシック音楽に挑んだ事。
オリジナル曲でのユニット活動。
ジャズに専念した期間。
そして、今まで思い出せないかった程の小さな思い出なども音で蘇ってきてしまう。
まだまだ小さい人生だが、この人生の中で表現に使えるフレーズを探す。オリジナル曲を作るには自分の人生がよりダイナミックでないと、作っても作っても同じような曲になってしまう。自分の人生のいろんな所からアプローチしてこそ、自分の発言に変わる。その言葉にならない言語を音符に変えて表現する事は、演奏とは全く違う。しかも今回仕上げている作品たちは、自分で演奏するために作っていない。オカリナを愛する方のためにそして、オカリナが一番輝く音域、特性を加味しながら。そのオカリナ、その曲を演奏して頂いて、世の中のみんなをもっと幸せにしてほしい。そんな願いを込めて。
僕の気持ち、みんなに伝わるといいな。。。
今夜も、もう少し自分の脳と付き合ってみます。